エチオピア区の南スーダンからザンビアにかけての湿地に分布する。IUCNのレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されており、ワシントン条約によって国際取引が規制されている。ハシビロコウ亜科は、ハシビロコウ1属1種のみ。
全長約1.2m、体重約5kgの大型の鳥類である。巨大な嘴を持ち、獲物を狙うときは数時間にわたってほとんど動かないのが特徴。これは大きな図体で動き回り魚に警戒感を起こさせることを避けるためと考えられる。大型のハイギョ等を好み、ハイギョが空気を吸いに水面に浮かび上がる隙を見て素早く嘴で捉え丸呑みする。消化には数時間を要し、その作業に1日に消費するエネルギーの30%を費やす。
スマトラトラ(英名:Sumatran Tiger)は、トラの中で最小の亜種である。また現存する亜種の中で最も南に生息し、唯一島に生息しているトラでもある。
生息域は、インドネシア国スマトラ島の熱帯モンスーン林であり、野生下での生息数は300~500頭と推測されるが、詳しくは不明。インドネシア国では絶滅危機から守るため、1995年よりスマトラトラプロジェクトが開始され、野生での研究や保護活動などが行われている。
インドライオン(学名Panthera leo persica)は、哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属に分類されるライオンのひとつの亜種で、アフリカに生息するライオンと比較すると小柄であり、体色も薄い。昔は南西ヨーロッパからインドにかけて広く分布していたが、現在ではインド北西部のグジャラート州ギル保護区にのみに生息している。
体の大きさや毛の長さ、体色などが地域によって異なるので下記の亜種があるとされている。アフリカに生息するライオン達の亜種とインドライオンの亜種では大きな違いがある為、アフリカライオンとインドライオンと分けての比較をした。