懐かしのフォーク

1

あの日にかえりたい 荒井由実作詞・作曲
泣きながら ちぎった写真を 手のひらに つなげてみるの
悩みなき 昨日のほほえみ
わけもなく にくらしいのよ
青春の 後ろ姿を 人は皆 忘れてしまう
あの頃の私に戻って あなたに会いたい

暮れかかる 都会の空を 思い出は さすらって行くの
光る風 草の波間を かけぬける 私が見える
青春の 後ろ姿を
人は皆 忘れてしまう
あの頃の私に戻って あなたに会いたい

今愛を 捨ててしまえば 傷つける 人もないけど
少しだけ にじんだアドレス
扉(とびら)にはさんで 帰るわ あの日に

2

「あなたの心に」中山千夏作詞・都倉俊一作曲

あなたの心に 風があるなら そしてそれが 春の風なら
私ひとりで ふかれてみたいな
いつまでも いつまでも

あなたの心に 空があるなら そしてそれが 青い空なら
私ひとりで のぼってみたいな
どこまでも どこまでも

だっていつも あなたは 笑っているだけ
そして私を 抱きしめるだけ

あなたの心に 海があるなら そしてそれが 涙の海なら
私ひとりで 泳いでみたいな
いつまでも いつまでも

3

「『いちご白書』をもう一度」荒井由実作詞・作曲

いつか君と行った 映画がまた来る
授業を抜け出して 二人で出かけた
かなしい場面では 涙ぐんでた
素直な横顔が 今も恋しい
雨に破れかけた 街角のポスターに過ぎ去った昔が 鮮やかによみがえる
君もみるだろうか 『いちご白書』を
二人だけのメモリー どこかでもう一度
僕は無精(ぶしょう)ヒゲと 髪をのばして
学生集会へも 時々出かけた
就職が決まって 髪を切ってきたときもう若くないさと 君に言いわけしたね
君も見るだろうか 『いちご白書』を
二人だけのメモリー どこかでもう一度
二人だけのメモリー どこかでもう一度

4

「イムジン河」朴世永原詩・松山猛訳詞・高宗漢作曲

イムジン河 水清く とうとうと流る
水鳥 自由にむらがり 飛び交うよ 我が祖国 南の地 想いははるか
イムジン河 水清く とうとうと流る

北の大地から 南の空へ
飛び行く鳥よ 自由の使者よ 誰が祖国を 二つに分けてしまったの
誰が祖国を 分けてしまったの

イムジン河 空遠く 虹よかかっておくれ
河よ 想いを伝えておくれ ふるさとを いつまでも忘れはしない
イムジン河 水清く とうとうと流る